本日は、ナードアロマインストラクターコースのレッスン1のレポートです。
昨年、ナードアロマテラピー協会のアロマトレーナー資格を取得し、
今年よりアロマインストラクター資格認定校としても活動を始めています。
インストラクターコースも既に受講を終えてくださった方、そして今受講中の方がおられ、学びを進めておられます。
インストラクターコースについても少しずつ書いていきますね。
このレッスンで学ぶこと
深い関係にある植物とヒト
生物の系統分類として<学名>
植物学
精油学:アカマツ・ヨーロッパ、アトラスシダー、ブラックスプルース
実習:練って作る石けん
アロマアドバイザーでの学びを経て、再度、基本に立ち返り、精油や植物、地球や化学と向き合う合計24レッスンです。
レッスン1のレポートと書きましたが、冒頭部分から生命の起源に関することについてレッスンと絡めてレポートすることにします。
レッスン1️⃣は生命の起源から。
そもそも生命はどのようにして誕生したのかを考えていくと、
宇宙はどのようにして生まれて、そして物質が高分子化したのか、
要はどうやって物質なるものが生まれて
それが小さなものから大きなものに変化してきたのか
そんなことを順を追って遡る方がよりイメージしやすいかなと思い^^
宇宙ができてから最初の生命が生まれて、アーキアとバクテリアの共生により真核生物が誕生した可能性など、順番に話をしていきました。
アーキアとは古細菌と呼ばれ、今わたしたちが知っている細菌(バクテリア)とは区別して用いられる生物の主要な系統のひとつです。
アーキアは極限環境でも生息できることが多くて、熱水の噴出孔や強酸性の温泉など、
わたしたちでは考えられないような過酷な環境に生息していることが多いのが特徴の生物でもあります。すごいですよね。
また、アーキアはメタン生成など、独自の代謝経路を持つものが多かったりもします。
けれど、アーキアは細菌とは異なる一方で、真核生物といくつかの共通点も持っているのも面白いのです。
DNAの複製や転写、翻訳に関わる酵素や仕組みは真核生物と似ていますし、
また、アーキアの細胞膜の構造やエネルギー代謝も、一部は真核生物に共通する部分があります。
このように、アーキアは細菌と真核生物の間に位置するような興味深くて不思議な生き物です。
細胞内共生説とアーキア
現在の進化生物学や細胞生物学の分野で主流となっている細胞内共生説があります。
細胞内共生説によると、真核生物の祖先は、アーキアの一種に似た原核生物が他の細胞(おそらく原始的なバクテリア)を取り込んだことから進化したと言われているのです。
この取り込まれたバクテリアが後にミトコンドリアへと進化したと考えられています。
また、植物の光合成を行うに重要な葉緑体も細胞内共生説の一部として説明されています。
葉緑体の祖先として言われているのがシアノバクテリアという光合成を行う能力を持つ原核生物です。
このバクテリアは進化の中で有名です。
わたしたち生物は、水の中で発生しましたが、進化の過程で徐々に陸上へと進出する種も現れるようになりました。
最初に誕生した生命は、海洋や淡水の環境の中で生きていましたが、
シアノバクテリアのような原始的な光合成生物が光合成を行うことにより、酸素を大気中にたくさん吐き出したことによって、
地球の大気中の酸素濃度が大幅に増加したのです。
この出来事のことは酸素革命と呼ばれるそうです。
酸素革命、、そのままでわかりやすい名前ですね笑
大気中に酸素が溢れることによって、酸素を利用してエネルギー代謝を行う生物が生まれたのです。
これが好気性生物の始まりです。
アーキアのほとんどは嫌気性生物だそうです。
わたしたちの体のエネルギー代謝は、解糖系、クエン酸回路(TCAサイクル)、電子伝達系によって賄われていますが、これらは好気呼吸によって行われます。
解糖系では、グルコースがピルビン酸に変換され、ATPとNADHが生成されます。
この段階では酸素は必要なく、解糖系で生成されたピルビン酸は、嫌気的な条件下では、発酵というプロセスに進みます。
好気的条件下ではクエン酸回路→電子伝達系へと進みます。
このようにして、今のわたしたちのような真核生物はさらに進化することとなりました。
とても不思議で、だけど確かな繋がりがある進化の過程に触れるということはとても面白いなといつも思います。
難しいところもありますが、生命の基本を知るってとても神秘的だし、大切なことなのかなとわたしは思っています。
そのような話から、次に原核生物と真核生物の違いなど、
また細胞小器官についてひとつずつ見ていくことなどをレッスンの前半は進めて行きました。
今の世界は人間がまるで主役かのように生きているような錯覚を起こしますが、
わたしたち生命の起源は、今や肉眼では捉えることのできない細菌や古細菌のような生物から始まっている。
アーキアなんて、わたしはアロマテラピーを深く学ぶまで知りませんでした。
酸素が嫌いな生物、アーキア。
酸素過多になり始めたその当時の環境では自分ひとりでは生き延びられないと判断し
共生関係をバクテリアに打診したのが、私たちの祖先かもしれないアーキア。
それがあることで細胞内共生説が生まれた。
生物が生命を生きながらえさせるための知恵(なのか本能なのか)を働かせた結果、
今の人間も植物もあるんだね。
そんなことを思うのです。
さて、話はインストラクターコースに戻りますが、
このコースは資格試験用のコースなので、試験用にお話せねばならないところもあるのですが、
せっかくの機会なので面白くイメージしながら、学んでもらえる部分も作りながら進めてい来たいなと思う次第です^^
レッスンの概要や開催の内容もまた随時発信してまいりますが、
アロマテラピーとしてのもう一歩踏み込んだ面白さなども今後は書き残して行けたら良いなとも思っています。
ナードアロマインストラクターコースは、アドバイザーに合格された方が進まれるコースです。
まずはアドバイザーコースからとなりますが、
アドバイザーコースについては、随時募集しておりますが、2024年11月からスタートされる生徒様を若干名募集いたします。
(10月スタートは締め切りました)
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いつもありがとうございます。
さらともみ
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