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アロマと痛みと炎症 ― 香りで寄り添うセルフケア

  • 執筆者の写真: さら ともみ
    さら ともみ
  • 10月5日
  • 読了時間: 3分

アロマアドバイザーのレッスンでは、痛みや炎症に対するアロマテラピーの活かし方を学びました。


痛みと炎症のケアは、誰にとっても避けて通れないテーマ。


そして、アロマテラピーはその中でも、体にも心にもやさしく寄り添う自然療法のひとつです。


痛みと炎症は、体の防御反応


痛みは体のどこかに異変があるよというサイン。


そして炎症は、その異変を修復しようとする体の自然な働きです。


血流を集め、免疫細胞を活性化し、損傷した組織を回復させるために起こります。


ただし、炎症が長引いたり、筋肉の緊張が続くと、痛みの信号が過剰に出てしまうこともあります。


そんな時に役立つのが、アロマの持つ痛みや炎症を和らげる力です。


痛み 

痛みと香りの関係


香りの成分は、鼻や皮膚から体に取り込まれることで神経やホルモンに影響を与えます。


精油の芳香分子は、局所の炎症を鎮めたり、嗅覚を通して自律神経に働きかけ、痛みの知覚そのものをやわらげてくれます。


つまり、アロマテラピーは体の働きと心の反応の両方にアプローチできるのが実は結構すごいのです。


痛みって心理的なものも大きいので、リラックスして心がゆるむことで痛みの閾値が上がることは、馬鹿にできませんね。


痛みケアに役立つ代表的な精油


  • ユーカリ・レモン(テルペン系アルデヒド類) 

    筋肉のこわばりや炎症をやわらげる作用。明るい香りでリフレッシュも。


  • レモングラス 

    血流促進・鎮痛作用があり、スポーツ後のケアにおすすめ。


  • リトセア(メイチャン) 

    レモン調の香りで気分も明るく、炎症性の痛みに穏やかに働きかけます。

    個人的にメイチャンって呼び方が好き。


  • ウィンターグリーン(サリチル酸メチル含有) 

    湿布のような香り。鎮痛・抗炎症に優れ、急性期のケアに適します。 

    ※いずれも皮膚刺激や禁忌があるため、使用方法に注意が必要です。


すぐに試せるアロマクラフトレシピ


① 肩こり・首こり用ジェル(局所用)

  • ジェルベース(またはアロエジェル)10g

  • レモングラス精油 2滴

  • ユーカリ・レモン精油 2滴

  • ラベンダー・アングスティフォリア精油 2滴


軽く混ぜて首や肩の後ろに塗布。スーッとした清涼感で気分もすっきりします。



② 膝・関節ケアオイル(慢性痛や冷えを感じるとき)

  • ホホバオイル 10ml

  • リトセア精油 2滴

  • ローズマリー・カンファー精油 2滴

  • マジョラム精油 1滴


入浴後など、血行がよくなったタイミングでやさしく塗り込みます。膝の周りをいたわるように塗り込んであげると、香りの力とともに緊張がほぐれていきます。


香りと一緒に、体と対話する時間を


痛みがあるとき、人はつい早く治したいと焦ります。


けれど、アロマを使う時間は、ただ痛みを抑えるだけでなく、いまの自分の体はどう感じているかを丁寧に聴くための時間でもあります。


どんな香りを心地よく感じるか。どんなときに体がほっとするか。


その感覚こそが、あなたの体が発しているサインです。


自然の香りを通して、少しずつ体と心を整えていく。


それは、年齢を重ねても自分らしく生きるための、静かな知恵だと思います。



ナードのアロマアドバイザーコースは、

 

アロマ初心者の方から経験者の方までご受講いただいております。

 

健康や身体の仕組み、もちろんアロマのことなど、勉強してみたいという方のご受講をお待ちしています。

 

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