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ラベンダー精油の色々 種類と香りの違いを楽しむ

  • 執筆者の写真: さら ともみ
    さら ともみ
  • 8月26日
  • 読了時間: 4分

ラベンダー精油って、実は一種類ではないってご存じですか?


アロマテラピーでもよく使われるラベンダーですが、香りや成分が少しずつ違う種類がいくつもあります。


香りや精油の特徴を知っておくと、使い方の幅がぐっと広がります。


まずは、最も有名な真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)ですね。


旧学名 Lavandula officinalis とも呼ばれることがあります。


甘くやわらかい香りの主成分は酢酸リナリルリナロール、


微量成分として 酢酸ラバンズリルβ-カリオフィレンボルネオール なども含まれ、複雑で深みのある香りを作っています。


ラベンダーの花

次に、交雑種のラバンジン種(Lavandula × intermedia)


ラベンダー精油の中でも、少しユニークな存在がラバンジン(Lavandula × intermedia)です。


ラバンジンは、甘くやわらかな香りの真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)と、シャープでハーブ感のあるラティフォリア系(Lavandula latifolia / スパイクラベンダー)の交雑種として生まれました。


香りのバランスがよく、収油率も高いため、実用的な精油として人気があったりします。


代表的な品種に


  • ラベンダー・スーパー(Lavandula × intermedia Super)

  • ラベンダー・グロッソ(Lavandula × intermedia Grosso)

  • ラベンダー・アブリアリス(Lavandula × intermedia Abrialis)などがあります。


他にもプロヴァンスやオールドイングリッシュなど、栽培されている品種でいうととてもたくさんの種類があります。


真正ラベンダーとラティフォリアを掛け合わせるだけで、どうしてこんなにたくさんのバリエーションあるラバンジンが生まれるの?


と、以前思ったことがあるような記憶があります。


これは親植物の多様性が関わるようです。


真正ラベンダーもラティフォリアも、それぞれ自体に複数のクローンや品種が存在するのですね。


交雑させる親の品種やクローンの違いによって、香りのニュアンスや精油成分が微妙に変化します。


つまり、親が違えば同じラバンジンでも全く同じ香りにはならず、自然に多様な品種が生まれるのです。


考えればそうだろうとは思うのですが、そういうことですよね^^


ラベンダー アロマ

加えて、栽培環境や産地の違いによって、同じラバンジン品種でも香りや精油成分の微妙なニュアンスが変わることがあります。


品種の多様性と、栽培条件の違いが重なって、ラバンジンの世界はとても豊かになっているのですね。


香りを嗅ぎ比べてみると、スーパーはアングスティフォリア寄り、グロッソは少し力強い印象…といった微妙な違いを感じられます。


実際、先日の生徒さまは、スーパーの方が好みとおっしゃっていました^^


グロッソの成分表もありましたので、見比べてみたり。


ラバンジン系のラベンダー精油に含まれる芳香成分はアングスティフォリアに似ていますが、少量のケトン類やシネオールも含まれるため、バランスの良い香りになります。



ラベンダーの種類 アロマ

ラバンジンの精油だけではありませんが、精油を選ぶときは、香りを嗅ぎながら成分や品種の特徴を知っておくと、使うシーンや好みに合わせて選びやすくなったり、


あとはシンプルに面白かったり、その子の個性がわかるので、かわいいですo^^o


香りはじっくり嗅ぎ比べるのが豊かな時間だと思う。


ですから、レッスンって学びでもありますが、豊かな時間でもあります。

ラベンダー


そして、ラティフォリア系(Lavandula latifolia / スパイクラベンダー)


ラティフォリア系は、シャープでハーブ感のある香りが特徴です。


成分はケトン類が多めになってきますので、アロマテラピーでは筋肉疲労やリフレッシュ系のブレンドに向いています。


あとは火傷した時も、私はお世話になりっぱなしのラベンダーです。

(火傷しないように気をつけるのが一番大事。笑)


最後に、フレンチラベンダー系(Lavandula stoechas)


ストエカスですね。このラベンダーは、強く華やかな香りで、観賞用としても人気があります。


うさぎさんのお耳みたいにぴょんぴょんっとしているのがかわいい。


ストエカス フレンチラベンダー

精油として使うときは香りが個性的なので、ブレンドでアクセントに使うと面白いです。


アングスティフォリアよりもかなりシャキッとした香りです。


ダイエットのセルライトケアには仲間になってもらうといいかもしれませんね^^


成分としては、ケトン類という少し注意が必要な成分も含まれるので、少し扱い方に工夫や注意が必要です。


ラベンダー精油を選ぶときは、香りを嗅ぎ比べたり、成分の特徴をざっくり理解しておくと、自分の好みや使いたいシーンに合わせて選びやすくなります。


実際に育ててみたり、花の香りと精油の香りを比べてみるのも、ラベンダーやハーブの世界を楽しむ方法のひとつですね^^


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