ナードアロマインストラクターコースレッスン23 睡眠とアロマ
- さら ともみ
- 7月9日
- 読了時間: 5分
先日は、ナード アロマインストラクターコースのレッスンでした。
いよいよ、全24回の最終回。
今回は二本立て✌️
ひとつは睡眠とアロマ、
もうひとつはライフステージとアロマでした。
まずは睡眠のことから。
あ、LESSON 22になったままでした笑

睡眠は、おそらく誰にとっても無関係ではいられないテーマのひとつ。
多少なりとも、眠りの質やリズムについて、
気になっている方が多いのではないかと思います。
昔から「早寝早起きが良い」と言われたり、
朝の光を浴びる、夜ふかししない、といった話もよく耳にします。
そうなんだよ。そうなんだけど。
でも、現実はそれほど単純ではない部分もありますね。
分かっていても朝が起きられない。
どうしても夜になると冴えてしまう。
寝不足が続いていたり、育児や仕事でリズムが乱れがちだったり。
そうした不規則さや無理が続く中で、知らず知らず睡眠の質が落ちていることも少なくありません。
そうした日常にある経験談からも想像を膨らませつつ
睡眠に関する生理学的な背景にも触れていきました。
たとえば、レム睡眠とノンレム睡眠のリズム。
眠りには浅い時と深い時がある、というのはご存知かもしれませんが、
そのサイクルが整っていることが、脳と身体の回復には必要ですね。
寝入りにしか起きない深い睡眠サイクルもありますから、
入眠に向かっての夜の過ごし方なども大切だと思います。
結構色々できますよ。
・食事の調整
・ストレスのリリース
・お風呂の入り方
・寝る前のルーティン化など
何かできることやお気に入りのルーティンスイッチを作れることも大切かもo^^o
また、サーカディアンリズムの働きにも注目👀
いわゆる体内時計です⏰
これらは、日中の覚醒への切り替えを支えるメカニズムのひとつです。
サーカディアンリズムに関しては、
光の刺激をキャッチしてリズムを整えている脳の部位は視交叉上核。
そして、その指令を受けて「今は夜だ」と身体に知らせるホルモンを分泌しているのが松果体。
体内時計の要でもある視交叉上核は、視床下部の中にあります。
睡眠のリズムを司る視交叉上核は、嗅覚と直接のつながりはありませんが、
視床下部は香りの刺激が届く中枢のひとつであり、アロマテラピーとの関係はとても深い部分です。
眠気や覚醒のメカニズムについても少し深掘り。
最近ではアデノシンやウリジンなど、
睡眠に関わる物質も少しずつ知られてきていますが、
その中でもオレキシンという物質には、興味津々です。
オレキシンは、覚醒を保つために必要な物質のひとつ。
よく眠気の反対側にある物質とも言われます。

ホルモンのように全身に働くのではなく、脳のなかで「今、目を覚ましていよう」とする状態を維持するために働く、神経由来の調整物質です。
近年では、日中突然眠ってしまうナルコレプシーという病気にも関係していることがわかってきていて、
睡眠と覚醒のバランスを考えるうえで、鍵となる存在のひとつです。
そして、アロマテラピーがこの睡眠をどうサポートできるかを考えました。
よく知られている誘眠作用のある精油もありますが、
眠れるようにすることだけがゴールではありません。
たとえば、日中に神経が立ちすぎているなら、
その興奮を穏やかに鎮めてくれる香り。
また、シフト勤務などで昼夜が逆転しがちな方には、
睡眠と覚醒の切り替えをうまく促してくれるような香りの使い方。
つまり、ラベンダーのような定番精油も使えますが、
そのほかにも状況や体質に応じたたくさんの選択肢がある、
ということを大切にしています。
クラフト実習では、眠りをサポートするブレンドオイルを作成しました。
香りだけでなく、ブレンドの目的や使用シーンもそれぞれに考えながら。
自分の今の状態に合わせて、香りを選び、形にしていく。
睡眠は次レッスンで触れたライフステージごとのアロマの中でも
たとえば老齢期を支えるものになり得ると思っています。
たまたま私が、認知症について個人的に調べまくっていたので笑
話を認知症にもかなり脱線して喋ってしまいましたが、
体がエイジングしていく過程であっても、
いかに良い睡眠が取れているかで、
かなりその後の心身へのフィードバックは変わってくるのではないかと思います。
眠ることのマネジメントも、早めからしっかり整えていきたいですね。
シーンに合わせて活用いただけると良いなと思います😊
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最近はナードのアロマアドバイザーから飛び込んでくださる方も多くなりました❣️
一緒にアロマを学べるのを楽しみにしていまーす♡
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