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執筆者の写真さら ともみ

誰かに認めてもらいたい

更新日:2024年10月7日

あるひとりの女性の話をさせてください。


彼女は、長くアトピーに悩まされていました。


彼女はストレスやプレッシャーを感じるたびに、体がそれに反応して不調を訴えることが多い状態でした。


心の中で感じた葛藤や苦しみが、まるでそのまま体に映し出されるかのように、症状となって現れることもありました。


最初にこちらの3分ほどの動画をシェアしますね。最近の彼女の気づきです。





彼女を悩ませていたのは、アトピーだけではありませんでした。


少し彼女の話を続けますね。


誰かに認めてもらいたい、そんな思いが強くなると、体調が悪化し、病気にさえなってしまうことがありました。


自分と向き合うことに恐怖を感じると、アトピーがひどくなることもあり、彼女はその繰り返しに苦しんでいました。


けれど、私と出会った時、彼女は自分の体の状態のことを、あまり正確に自覚はしていませんでした。


苦しいということすら、もしかするとはっきりとはわからなかったかもしれません。


それでも彼女はわたしの元へやってきました。


香り師への入門です。扉をたたきます。



この1年9ヶ月、私たちは一緒にその苦しみの源泉を、少しずつ解きほぐしていきました。


それは、アトピーや症状の治癒のためではありません。


ただ、わたしたちが話していたのは、彼女のこれからの人生のことです。



あなたはどう生きていきたいのか。


あなたは、あなたの周りの人たちと、どのような関わりをし、どのような人間関係を築いていきたいと思っているのかなど、


わたしとの対話を通じて、自分自身の心の壁や弱い部分を少しずつ認識し始め、


ゆっくりと自分と向き合い、


彼女は自分の体と心のつながりを理解し、


無理をせずに自分を受け入れていくことを学び進めました。


結果は劇的なものではありません。ゆっくりとです。


けれど彼女は確実に、変化をし始めました。


まるで長い冬が終わり、春がゆっくり訪れるかのように、彼女の心にも温かな変化が訪れ始めたのです。





この旅路の中で、彼女の夫やお子さんとの関係も変わり始めました。


思春期を迎えるお子さんとの関係も、無理をすることなく少しずつ受け入れることができるようになり、


何が問題の種となっているのかをゆっくりと咀嚼しながら、時間の経過とともに良きものとなりつつあります。



そして、彼女の大切なひとりの友人との関係もまた変わりました。


彼女が香り師の門を叩いた理由のひとつには、大切なその友人との関係がありました。


その友人は香り師になることを先に決めており、


彼女は「自分だけが取り残されてしまうのではないか」という不安を少なからず抱いていたと、


香り師に入る時に彼女は私に教えてくれました。


友人が先に進んでしまうことで、これまでの関係が変わってしまうのではないか、距離ができてしまうのではないか――


その不安が彼女を香り師の世界へと導きました。



友人との関係は、決して目に見えて悪い状態のものではなかったのです。


けれど、確かにそこに見えない課題があることは、お互いにも感じていました。


見てみぬふりをしてこのまま友達でいることもできるような関係性です。


それでも、この場所で彼女たちは、お互いのために、少しずつ自身の課題と向き合いながら、歩みを進めてきました。


私たちが共に歩んだこの1年半の間に、友人との間にあったわだかまりや不安は、


対話と時間、そして自分の器の作り替えの過程の中で解消され、お互いに見えない恐れのようなものを消し去り、


彼女とその友人のパートナーシップは新たな形へと変容しています。



そして、何よりも大きな変化は、


彼女自身が自分を受け入れることができるようになったことです。


これが全てに良い影響をもたらしました。


彼女は「もう、自分を病気にしてまで誰かの期待に応えようとする必要はない」ということに気づきました。


それは、長い旅の果てにようやく辿り着いた、彼女自身の心からの解放であると私は思います。



自分を尊重し、大切にするという新たな生き方を見つけた彼女の姿は、


怖くて、弱さに縛られていた彼女とは別人のように、


不自然に強がるわけでもなく、自然体で楽なありようを手に入れられたように感じられます。



私はそれはとても嬉しい彼女の変化で、


彼女にとってなによりも一番大切で必要なものであると思っていましたから、


本当に、本当に心の底から嬉しかったのです。



何かが人のためにできるようになることや、


すごいことができるようになることでもなく、


自分自身が自分の器の大きさを知り、


自分を受け入れることが何より大切であることを理解し、


自分を愛することができることで、


その人がその人らしく自然と咲くタイミングがやってくる。


力を抜くことで開いていく世界がある。



わたしはそれを彼女に知って欲しかった。



彼女のこの1年9ヶ月の旅は、ただ体の不調を克服するためのものではなく、


自分自身を受け入れ、愛するという深いテーマが根底にあり、


そして今、彼女は心も体も自由になりつつあります。



もちろんまだまだこれから続いてく旅路はありますが、


その一歩一歩が、彼女にとってかけがえのない財産となっていることは間違いありません。



動画をもう一度最後に載せておきます。



とくに後半部分のアトピーのくだりは、何か解決しづらい症状に悩まれる方にとっては、


また、そういったクライアントと伴走されている方にとっても、光やヒントになるのではと思いますし、


彼女もまた、誰かの光になるのならと、シェアすることを快諾してくれました。


ありがとう。



全ての人、全てのタイミングの人にハマるとは思いませんが、大切なことであると思っています。


そしてこれは、ゆっくりと時間をかけて、私とも信頼関係を築きながら、


自分の可能性を諦めないことを咀嚼し、彼女自身が大切に向き合ってきたからこそ、


このタイミングで彼女に起きたことであることを、最後に添えておきます。




感謝を込めて。


さら ともみ



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