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蠍座新月(蠍座29度)― 深い別れと、生まれ変わりの直前に立つとき
あまり書いたことがないので、たまにはこういう記事も書いてみようと思います。 昨日の新月は蠍座の最終地点、29度で起こりました。 蠍座は12星座のなかでも特に、終わりと再生を司るサインです。 その最後の1度にあたる29度は、蠍座の本質が最も濃縮される地点だと言えます。 占星術やサビアン研究の文脈では、12星座の29度を俗に「涙の度数」と言うことがあります。 29度はサインの最終移行段階にあり、手放しや喪失、浄化、感情のエッジといった働きが生じやすく、感情がピークに達しやすいのです。 現実では別れや後悔、葛藤、切り替えが顕在化し、心が揺れやすくなります。 このように、29度という度数自体が涙を象徴しやすい状態を持つため、しばしば涙の度数と呼ばれるわけです。 涙は単なる悲しみではなく、エゴの溶解、固着の解体、感情の排出という象徴でもあります。 言い換えれば、それは自分を縛っていたものが剥がれる痛みのプロセスです。 特に水のエレメント(蟹・蠍・魚)の29度は感情のグラデーションが濃いのですが、蠍座はそのなかでもとりわけ情の濃度や生死、執着、別れ、魂の浄化
11月21日読了時間: 9分


節目をつくれる人は、乱れにくい
先日、夢から覚めて夢を叶えるタイムマネジメントグループで、大掃除の話が出ていました。 年末に近づいているのでね😊 大掃除もエアコンや換気扇、カーテンや窓、その他諸々、、掃除する場所がたくさんあります。 リストアップしてどこまで掃除するのかなど、チェックしながら少しずつ進めると、年末に慌てず掃除を完了させることができます。 そのため、タイマネグループでも毎年11月頃から大掃除の話が出るのです😊 そのお話の中でリーダーたちが「そもそも大掃除って?」という話をしていました。 私も考えを改めて整理したくなったのでシェアします。 先にお伝えしておきますが、今回の記事は後半がメインです。 ぜひ最後までお付き合いください。 大掃除はそもそもなぜするのか? 年末は大掃除するものというイメージがありますが、実はとても大切な問いです。 一般的には、 年末に1年間の汚れを落とし、新しい年を迎える準備をするため というのが大掃除の意味だと思います。 日本の年末の大掃除の原型は、大祓(おおはらえ)や煤払い(すすはらい)にあると思われます。 まず、年末の大祓は、一年の穢
11月17日読了時間: 13分


山登りとランチ会 香り師会
9月・10月の香り師会のことを記録しておきます。 10月は先日、八幡山へ山登り&水郷巡りをしました😊 山登り 京都のランチ会では、岡山からも香り師さんが駆けつけてくれたり、東京や九州からも!そして香り師メンバーさんの大切なお友達も来てくれたりと、各地から集合。.卒業生も来てくれて、今期スタートしたベーシック7期のみんなにとっては、初めてのリアルでの顔合わせでもありました🥰 普段は滋賀・岡山・東京・和歌山など、それぞれの場所で日々頑張っているメンバーですが、今回はアドバンスメンバーの2人に取りまとめをお願いしながら企画・開催しました。会場決めやアナウンス、下見などありがとうございました。 ランチ会では、最近なかなか会えなかった人たちと話せたり、7期ベーシックのメンバーは初めてリアルで会えたりと、それぞれに良い時間になったと思います。 そして先日の山登り。当日は気候も最高で、みんなで頑張って登りきり、気持ちのいい達成感を味わえました。登頂後は近江牛ランチ。そのあとは八幡堀の水郷巡りへ。 舟がゆらゆら、水面がゆらゆら。私リー
11月4日読了時間: 4分


想いがあるなら、できるだけすぐに伝えたほうがいい。
心に浮かんだ言葉や、ふと閃いたアイデアは、時間が経つと不思議と色あせてしまう。 あの瞬間にしか感じられなかった 熱や息づかいは、二度と同じ形では戻らない。 そんな経験をしたことのある人も多いのではないかと思う。 その瞬間に感じた温度、心の動き、空気の揺らぎのようなものは、時間とともに少しずつ薄れていく。 「あとでゆっくり整理してから伝えよう」と思っても、その「あとで」には、もうあの鮮やかさがない。 だから、想いが生まれた瞬間に、まずは言葉にしてみる。 伝えてみる。 大切な人へのメッセージもそう。 ありがとうやごめんなさい。 あとから言うこともできるけれど、そのとき、そのタイミングで伝えられる力が、私たちの中で少しずつ減っている気がする。 本当に大切なことを伝えるには、勇気がいる。 シンプルな言葉であっても、もしくはシンプルだからこそ、勇気がいるのかな。 つい、難しく理由をつけたり、それらしく飾ってしまったりして、何を伝えたかったのか、本当の気持ちが見えなくなる。 そんなことが、日々の中でたく
10月28日読了時間: 3分


“迷惑をかけてはいけない”と思うとき
私たちはいつも「私」という主語の中で生きています。 「私はどう思うか」「私はどうすべきか」と、一人称の視点で世界を見つめ続ける。 でも、ときには“自分を三人称で見る”という距離のとり方が、心をとても軽くしてくれることがあります。 養老孟司先生がよく語られる「人称と死生観」という話にも通じますが、 自分を少し外側から眺めると、“私は”という執着から離れ、出来事をただ観ることができるようになります。 養老先生が語る「人称」とは 養老先生は、人の「人称」を手がかりに、死生観を語られます。 そこから思うことを書いてみようと思います。 先生は、自分が死ぬということを考える時、 これほど具体的に考えにくいものはないと仰います。 先生は「死は人称変化する」と。 先生は、自分の死というのは一人称だと。 自分の死を認識することはできない。 知ることはできない。 よく考えるとそうですよね。 自分が死んだかどうかはわからない。 死を「自分で確かめる」ことはできないからです。 それを先生は「一人称の死はない
10月20日読了時間: 10分


本当の気持ちを置き去りにしない
自分の気持ちをちゃんと言葉にしてみる 大切だと思うのです。 言葉にしてあげると、それが自分の中で実在のものとなります。 実在というのは、言い換えると、 「確かにある」という感覚とも言えると思います。 けれども、自分の気持ちを言葉にするのは、 思っているよりも難しいものです。 「なんとなくもやもやする」 「うまく言えないけれど、違う気がする」 そう思うとき、 私たちはまだその感情に、 名前を与えられていないのかもしれません。 言葉にするというのは、 自分の内側にある“かたちのないもの”を やさしく拾い上げて、輪郭を与える行為でもあると思います。 その瞬間に、ようやく自分の心と きちんと出会うことができるのだと思います。 普通の言い方をすれば、 「言語化」 なのですが。 方法論としてやることの無意味さを感じます。 そこにある本当の力をどれくらいの人が 理解しているのでしょうか。 言葉の使い方。 言葉による錬金。 自
10月17日読了時間: 3分


多層的な世界と心をつなぐ
人にしか関心を向けないと、 というのは、 言い換えると人のことばかり気にした生き方を選択していると、 世界とのつながりが他者だけになりがちです。 いつもはこのことを「自分ばかりに矢印が向いている状態」として説明しますが、 今回は、「他者ばかりになりがち」という敢えて反対方向から説明します。 .そうすると、他者の振る舞いや反応が自分の生きる指針となり、 エネルギーや興味を注ぐ対象も他者しかいなくなってしまいます。 他人の承認を得ることばかりが目下の興味ごととなり、 他人に干渉せずにはいられず、 人間関係が壊れれば、 まるで世界そのものが崩れ落ちるような感覚に襲われがちです。 けれど、例えば音、物、数字、動物、昆虫、抽象的な概念などとも、 深い興味やつながりを感じられる人は、 世界の多重多層的な側面と豊かに関わることができます。 そうした人は、 他人に心を大きく振り回されることなく、 自分自身の足場で世界を感じ取ることができます。 世界と自分との間に複数のパイプが通っているような感覚になり、 もし人間関係に波風が立っ
10月16日読了時間: 2分


思考の檻
見えない法則はどこにあるのか もし、いま信じている常識を「当然のこと」と思っているなら、一度立ち止まって見つめ直すきっかけになれば幸いです。 人はときに、自らが頼ってきた世界観の枠組みから抜け出すことを恐れ、その枠組みそのものを見ようとしなくなります。 ...
10月7日読了時間: 9分


時間を味方にする
タスクや時間の管理は、本来、自分のリソースを守り、 集中や回復のサイクルをつくるための実用的且つ、 あなたの暮らしと心を整えて、しなやかな人生を送るための仕組みです。 そこにダメ出しの視点が混ざると、管理という建設的な機能が失われ、 ...
10月5日読了時間: 3分


『脳はいかにいして心を創るのか』
脳科学者ウォルター・フリーマンの『脳はいかにして心を創るのか』を読み返しています。 フリーマンは約50年にわたって 「心は脳からどのように生まれるのか」という問いに取り組んできました。 その背景には、中世の哲学者トマス・アクィナスの影響があります。 ...
9月2日読了時間: 6分


「深い悲しみは、私たちの愛の深さを思い出させるもの」
「深い悲しみは、私たちの愛の深さを思い出させるもの」 これは『喜びの書』の中にある一節です。『喜びの書』は、ダライ・ラマ14世とデズモンド・ツツという二人の偉大な精神的リーダーが対話を重ねた内容をまとめた本です。...
8月29日読了時間: 4分


自分をいつどこに置き去りにしてきた?
私たちの心にはいろんな色がある。 喜びや悲しみ、怒りもあるし、幸せ色もあるかもしれない。 嬉しい時は軽やかな気持ちで前向きになれるけど、 怖いと感じるときは急に心が重くなり、動きづらくなることがある。 まるで重力に引っ張られているかのように。 身体と心の正直さ...
7月14日読了時間: 5分


思考がグルグルするとき、心はどこへ向かっているのか
頭で理解しようとすること。 理屈を通して辻褄を合わせていくこと。 納得すれば心もスッキリするし、動きやすくなる。 心の仕組みが分かりだすと、 それのようなこともうまくできるようになっていきます。 その知識を持つことで、たしかに解決できることはあります。 ...
6月22日読了時間: 6分


見える世界 見えない世界
哲学の世界で長く議論されてきた「物自体」という言葉。 カントはこれを 「私たちが知覚できる現象の背後にある、直接知ることのできないもの」 として定義しました。 つまり、私たちの認識はあくまで「現象」に限られ、 その背後にある「物自体」には人間の認識は直接触れられないというの...
6月5日読了時間: 4分


私はここにいることそのものが貢献の証です
「心からの願い」はあなたの中にもあり、彼女の中にもあるでしょう。 へいただいたお返事へのアンサーです。 ・貢献について 「あなたにしかできない貢献がある」という言葉を使った際の意味について ポジティブな意味の「あなただからこそできること」を表現する言葉として使っておりました。...
4月7日読了時間: 7分


「心からの願い」はあなたの中にもあり、彼女の中にもあるでしょう。
グループ内でのやりとりのひとつなので、文脈がわかりにくい部分もあると思いますが、 必要な方には届くと思いますので、転載します。 私(朋美)からある方へいくつか問いを投げかけました。それに対していただいたお答えに、さらに私が答えたメッセージです。 ーー 2025/4/1...
4月2日読了時間: 13分


「自分を大切にする」は本当?
こんにちは、さらです。 「自分自身を大切にする」 よく言われることですが、あなたは自分の心を大切にされているでしょうか。 自分を置き去りにしている人も多いかもしれませんね。 自分を大切にすることは大切なことではあると思います。 ...
3月23日読了時間: 5分


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