top of page

「自分を大切にする」は本当?

こんにちは、さらです。

 

「自分自身を大切にする」

 

よく言われることですが、あなたは自分の心を大切にされているでしょうか。

 

自分を置き去りにしている人も多いかもしれませんね。

 

自分を大切にすることは大切なことではあると思います。

 

 

しかし、今日はもうひとつの質問をしてみたいと思います。

 

"あなたは自分を大切にすると、幸せになれると思われているでしょうか"

 

 

私たちは普段、あまりにも自然に

 

「私はこう思います」

 

「私はこれが好きです」

 

「私はこの方法が向いています」

 

「私はこれが嫌いです」

 

と、私を基準にものごとを決めています。

 

 

当然ですよね。

 

自身を心地よく過ごすためには

 

「わたし」にとってそれは良いものか悪いものか

 

危険はないのか、安全なのか、

 

自分に利益をくれるものなのか、不利益を被るものなのか

 

判断しないといけない。


心

 

だからこそ「私は」と考えます。

 

けれど、その意識があるが故、

逆に自分が苦しむことになっていることも多々あるのです。

 

 

自分を大切にすることは時に大切なことですが、

 

それと同じくらい重要なことは

 

「自分をゼロにする」センスです。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

もちろん人間ですから、生きている以上完全なゼロになることはありませんが、

 

ゼロにする、自分をなくしていく方向に意識を向けていくと

 

自分の中に今までにない無執着の新しい感覚が生まれ始めます。

 

 

「自分をゼロにする」と聞くと、

少し極端なことのように思われるかもしれません。

 

 

しかし、これは「自分をないがしろにする」という意味ではなく、


むしろ「自分への執着を手放す」ということ。

 

 

たとえば、人との関係において

 

「私はこう思う」「私はこうしたい」

 

と強くこだわるほど、

 

対立や心の摩擦が生まれ、

ストレスを感じたりすることがあります。

 

 

仕事でも、「こうでなければならない」と考えすぎると、

 

新しい発想が出にくくなり、

 

柔軟な対応が難しくなることもよくあることです。

 

 

私がクライアント様とお話をしていていつも感じるのは

 

「握りしめているものがあまりにも多い」

 

ということです。

 

でも、それに人はなかなか気がつくことができないのです。

 

そのように脳は作られているからです。

 

 そして考えること、こだわることに疲れると

 

「もういいや」とある意味で投げやりに、

 

または直視することができずに手放してしまう。

 

これは不健全ですね。


 

そうではなく、「ただ手放す」

 

これを習得したい。

 

 

「私はこう思う」という意識を手放し、

 

状況そのものをフラットに見てみると、

 

意外な解決策や自然な流れが生まれることがあるのです。

 

なぜなら、そのように自然の法則が動いているからです。

 

法則に則った生き方をすれば自然に生きることができる。

 

当たり前のことなのです。

 

この感覚に近いものを、

 

日本の伝統的な思想や武道の世界では

 

「無我」と表現することがあります。

 

では、「無我」とは具体的にどのようなものなのか?

 

ここで、解剖学者の養老孟司先生が「無我」について語られている記事の一部をご紹介します。

 

 

--- ---

 

生物というのはもともと、次の瞬間にどう動くのか決まっていない。
最も抵抗なく次の行動に移れるのは、ふわっとした状態である。
どこかに力がはいっていると、ある方向に動きやすくても、別の方向には動きにくくなる。
剣の極意は「心をどこにも置くな」という教えだ。
剣豪宮本武蔵の構えもどこにも力が入っていないふわっとした姿だ。
相手や自分の剣に集中しピーンと神経が張っている状態ではなく、
無心で構えている一見無防衛な状態が、すなわち「隙がない」状態になる。
日本人は古来、無意識の重要性をよく知っている。
禅宗などは「自我を捨てろ」と説いてきた。
「無我」でよかったのに、日本人は西洋流の自我を輸入し
「頭で考えれば何でも解決する」
「みんな自我を持っている」 
と錯覚し始めた。
人間の知性を考える時に、体や無意識を含めずに考えても意味が無い。
「無我の境地」(無心)は日本人古来の知恵である。

--- ---

 

先人たちは

 

無我、我なし、自分なし、自分ゼロ、心(自分)を置かない

 

ということの重要性を知っており、

 

わたしたちも一度は聞いたことがあるかもしれないこの言葉たち。

 

 

けれど、自分が実践しようと思うと

 

自我がとてつもなく抵抗をし、

 

それを手放す必要がないはずだという正当な理由を探し始めます。

 

 

脳の仕組み、自分がもっている抗いがたい人間のパターンを理解して欲しいのです。

 

まったく新しい可能性があなたの中に開き始めます。

 

 

香り師では、そのようなこともお伝えをしています。

 

愛のある人は、自分なしの世界を知っています。

 

犠牲というレベルではなく、

 

自分を手放すことで手に入る豊かさの世界に

 

生きているからです。

 

 


香り師では、このような人のパターンを学んでいただきながら


あなたの可能性を最大限引き出すお手伝いをしたいと思います。

 


・.。*゜+。。.。

 

「香り師」では、

 

人の人生や人格、可能性を覚醒させるための

取り組みを行っています。

  

・自身の能力のブレイクスルーを起こす

・自身の人徳を高める

・人間性を高める

・霊性を高める

・自身の使命を見つける

・自身の使命に取り組む

・クライアントを幸せに導く在りようを磨く

・人の可能性を拓く対話を磨く

 

そのような結果を引き起こすための

人間育成の場所です。


 

 

Commenti


bottom of page