想いがあるなら、できるだけすぐに伝えたほうがいい。
- さら ともみ

- 10月28日
- 読了時間: 3分
心に浮かんだ言葉や、ふと閃いたアイデアは、時間が経つと不思議と色あせてしまう。

あの瞬間にしか感じられなかった
熱や息づかいは、二度と同じ形では戻らない。
そんな経験をしたことのある人も多いのではないかと思う。
その瞬間に感じた温度、心の動き、空気の揺らぎのようなものは、時間とともに少しずつ薄れていく。
「あとでゆっくり整理してから伝えよう」と思っても、その「あとで」には、もうあの鮮やかさがない。
だから、想いが生まれた瞬間に、まずは言葉にしてみる。
伝えてみる。
大切な人へのメッセージもそう。
ありがとうやごめんなさい。
あとから言うこともできるけれど、そのとき、そのタイミングで伝えられる力が、私たちの中で少しずつ減っている気がする。
本当に大切なことを伝えるには、勇気がいる。
シンプルな言葉であっても、もしくはシンプルだからこそ、勇気がいるのかな。
つい、難しく理由をつけたり、それらしく飾ってしまったりして、何を伝えたかったのか、本当の気持ちが見えなくなる。
そんなことが、日々の中でたくさん起きているように思う。
ただ、「伝える」というのは、思いつきをそのまま乱暴に投げつけることではない。
衝動的でありながら、衝動に流されないこと。
心の奥にある“ほんとうに大切なこと”を、丁寧にすくい上げてあげることが本質で、
なんでも言えばいい、ということでもない。
伝えるということは、
”大切なことを見逃さない”ってことなのかな。
自分の中で確かめながら、それでも「今、伝えるべき」と感じるなら、
その言葉は未完成であっても、もう十分に成熟している。
ときには、熟考も大切。
でも、考えすぎて言葉をしまい込んでしまうより、
少し不器用でも、心を込めて差し出すほうが、きっと伝わる。
言葉には、発した人の在り方や、歩んできた時間が宿る。
それは、とても人間らしいこと。
完璧でなくていい。
けれど、大切なことを見逃したくはない。
その想いのバランスの中で生まれた言葉こそ、
人の心をほんとうに動かすのだと思う。
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