今月、香り師Basicコースの
5期さん4名の卒業式を無事終えることができました。
香り師のベーシックは2年間。
長いようであっという間の2年間です。
人が自分の人生に真摯に関わってみようと思う瞬間というのは
とても大切なターニングポイントです。
今の自分が何か苦しい。
何かを変えなければならないところにきている。
一人では超えられない壁が今目の前にあることがわかる。
ここで変わらなければ、もう変われないかもしれない。
色々な理由がありますが、
こんなにも一番近くにいる"自分"というものを
私たちはほとんど理解しておらず、だけど毎日一生懸命生きています。
それなりに幸せに過ごしている人もいれば、
自分は人より幸せではないと感じている人もいる。
何かが足りないと、感じる人もいる。
「一体、何が自分の中に時折訪れるこの空虚感を作っているのか」
「一体、何がこんなに苦しいと感じるのか」
「一体、何が私は欲しいと思っているのか」
漠然としたものを抱えながら多くの人は生きていて、
だけど何かを変えたいと思うとき、私たちにはチャンスが与えられる。
変わるというのは、全くの別人になるということではないけれど
だけど確かに何かが変わったような気がする。
本来の自分を取り戻したということなのか。
新しい自分を発見したということなのか。
色々な体感と共に、2年間、自分自身を理解し、自分自身と和解し、
そして周りの人や環境と新しい関係を築き始めたこの大切な4名の方々は、
卒業式で各々の2年間で得たものをスピーチとしてシェアしてくれました。
それは素敵に飾られて、作られたものではなく
全員が、自分が見つけたものをありのまま私たちにシェアしてくれた。
分かち合ってくれた。
本当に最良のギフトでした。
香り師は生き方を学ぶ場所で、
自己と他者との関係性を学ぶ場所で、
だけどそれは机上の学びではなく。
人生の中で培うものです。
人は心に大切に触れていくと
愛を見つけられるようにセットされていることを
日々、歩まれる香り師の皆さんがその体験をもって教えてくれます。
今期も無事に4名が卒業まで迎えられたこと
終わってみれば、私も思っていた以上にホッとしたようで
やっと落ち着いて、今、振り返りをすることができています。
改めまして、5期の皆さまご卒業おめでとう御座います✨
内3名はアドバンスコースに進まれます。
更なる豊かな世界を目指して☺️
今後ともよろしくお願いいたします✨
今年はすでに卒業されたOG香り師さんにも、ささやかですがお花を贈らせていただきました。
皆がそれぞれの場所で幸せで笑顔でいてください💐
最後にOshoの言葉を。
香り師が2年という長い期間をなぜ設定しているのかは
このOshoの言葉にも通じるものがあるからです。
自己啓発ではなく、最善を。
最適な環境と、最適なタイミングを。
香り師という場所でこれからも作り続けていきたいと思います。
5期の皆さん、素敵なお花の開花を見せてくださり
ありがとうございました!
。.。・.。*゜
成果をたぐり寄せなくても、それは花のように開く 花は無理やり咲かせなくてもいい 無理やり咲かせると死んでしまう そういったやり方は良くない それに、早く咲かせすぎたら香りがなくなってしまう 香りを集め 香りを作り出すために 花は正しい瞬間を待つ必要があるからだ 香りの準備が整うと 初めて花はひとりでに開く 今や「存在」を分かち合うものを備えているからだ
Comments